【ズワイガニ】と一言で言っても、ズワイガニは大きく分けて、3つの種類があるのをご存じでしょうか?
ズワイガニには、【ホンズワイガニ】【紅ズワイガニ】【大ズワイガニ】と3つの種類に分けられます。
ちなみに、タラバガニはカニではなく、ヤドカリの仲間って知ってました?
ホンズワイガニとは
オピリオ種のホンズワイガニは、オホーツク海やカナダで水揚げされ、日本海側で獲れるズワイガニは、冬の味覚の代表として人気があります。
日本で獲れたホンズワイガニは、水揚げされた場所によって、名前が異なり、松葉ガニや越前ガニが有名ですね。
一部の地域では、一定の基準を満たしたホンズワイガニの脚に、タグを付けてブランド化しています。
ホンズワイガニの特徴
ホンズワイガニの甲羅は、暗い赤茶褐色をしていますが、お腹は乳白色です。
茹でると、甲羅は鮮やかな朱色になりますが、お腹は乳白色のままです。
ズワイガニのオスとメスは大きさが全く異なることから、各地で別々の名前が付いていて、店頭では別物として扱っている事が多いのも特徴の一つです。
ズワイガニのオスは、ギュッと詰まった甘みのあるカニ身と、カニ味噌を堪能する事ができます。
一方、メスは、外子という抱卵状態の卵と、内子というまだ卵になる前の未成熟卵とカニ味噌を堪能します。
ホンズワイガニの時期
冬の味覚の代名詞として知られるズワイガニが頂けるのは、冬の時期のみです。
しかし、地域によって蟹漁の解禁期間が異なっています。
メス:翌年1月10
オス・メス共通
この期間内でも、定められた規定に達していないカニは禁漁となっています。
また、石川県のズワイガニのメスの香箱ガニの漁期は、11月6日~12月29日までと、もっと短い漁期になっています。
ホンズワイガニの生息場所
ホンズワイガニは、北太平洋、オホーツク海、ベーリング海に広く分布し、日本では、山口県以東の日本海と、茨城県以東の海域に生息しています。
水深50~1,200mの砂泥または泥底に生息し、漁獲は主に180~360m位の海域で行われます。
ホンズワイガニは、0~3℃と低い水温を好みます。
ホンズワイガニの主な料理
獲れたてのズワイガニは浜茹でし、甘みのあるカニ身と、濃厚な味わいのカニ味噌を堪能するのが定番ですよね。
他には、新鮮なホンズワイガニのオスのお刺身は、弾力があり、甘みがありマッタリとしてとても美味しいです。
ホンズワイガニのメスは、甲羅の中と外を堪能するのが定番ですが、出汁が美味しいことから、脚を出汁に使った味噌汁は絶品です。
まとめ
ホンズワイガニは、水揚げされる場所によって、呼び方が違い、地域によってはブランド化されている所もあります。
オスとメスは大きさが全く違い、呼び方も違うので、店頭では別物と扱われている事も多いのが特徴です。
ホンズワイガニの資源を守る観点から、漁の期間や、獲れるサイズなとの規定が設けられているので、余計に希少価値が高いカニとも言えますね。
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